栄養管理
当施設では私たち3名の管理栄養士が勤務しています。私たちは入所されている方に美味しいものをいきいき楽しんで食べていただけるよう願ってメニューに工夫を凝らしています。一方、健康を維持できるよう、また一人ひとりの病気や状態に配慮した栄養バランスの良い食事を提供しています。主な療養食は以下のようなものがあります。
いきいき食
- 糖尿病食 適切なエネルギー量になるよう1日の摂取量で調節しています
- 減塩食 心臓病や高血圧、腎臓病をお持ちの方には塩分6g/日で提供しています
- 腎臓病食 生果物の代用品を用意し、生野菜は除いて提供しています
- 貧血食 鉄分12g/日を補給できる献立で提供しています
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」にて、高齢者のたんぱく質の目標量が変更されたことにあわせ、積極的に肉や魚や卵などのたんぱく源を使用し、目標量を充足するようメニューを工夫しています。
毎月、季節の移ろいを盛り込んだ「行事食」に手作りの「お品書き」を添えて提供しています。
行事食でのお品書き
おやつ(クリスマス)
栄養管理
食事やおやつの時間には、食堂に居る利用者様のもとへ行き、お召し上がりになる様子をみています。また、毎日スタッフのフロアカンファレンスに参加することで、お一人ずつの心身の状態を多職種で情報共有することで、利用者様一人ひとりに合わせた食事内容を栄養科スタッフ全員で検討しています。
在宅支援
私たちは施設から在宅へ戻られた利用者様が生活の中で適切な食事をしていくための支援も行っています。具体的には、買い物や調理、食べる動き・姿勢、食形態、食事量などで、ご自宅でもその人の病気や状態に応じた栄養維持ができるようなアドバイスを行っています。